サムライ 2サイクルスクーターファクトリー


下記に比較表が有ります
アドレス110 V100 リード90 100 グランドアクシス100 アクシス90

このページは 今は無き、2サイクルのスクーター(原付2種)を私サムライが、
個人的意見で評価するページです。

ビッグマシンを狩る者としては、大げさなバイクは時として億劫になる、
50ccに乗ることも無く、任意保険代を考えて250ccのビッグスクーターに乗ることも無い。
そこでせっかく免許が有るため、足として割り切って
125cc以下のスクーター
を持つライダーの為のページです。

私も仕事柄色々なバイクを購入し、チューンし、攻めたり、中距離を走ったりしました。
その時の経験を生かして、これから原付二種を購入するに当たって
参考になるように考え、纏めました。

但し、2サイクル限定でのコメントになります、
尚、私個人の意見です。

まずは、スズキからはこの車種でしょう。
「アドレス V100&タイプS  アドレス110」
          

そして「ホンダ リード100&90」     ヤマハ「グランドアクシス100&アクシス90」

   


アドレスV100、110、リード100、グランドアクシス100の
4車種をスペックで比較してみると、、、

車名
アドレスV100(S) アドレス110 グランドアクシス100 リード100
型式 BD-CE13A BD-CF11A BD-SB06J BD-JF06
エンジン型式 2サイクル・強制空冷・単気筒・リードバルブ 強制空冷・2サイクル・単気筒・ケースリードバルブ 空冷・2ストローク・クランク室リードバルブ 空冷2ストローク単気筒
排気量 99cc 113cc 101cc 101cc
圧縮比 6.5 6.8 6.0 6.5
エンジンオイル容量 0.8 L 1.2 L 1.2 L ーー
ガソリンタンク容量 6.0 L 6.0 L 6.5 L 7.5 L
最高出力 6.6 kw (9.0 ps) / 6000 rpm 7.4 kw (10 ps) / 6000 rpm 7.4 kw (10 ps) / 7000 rpm 6.8 kw (9.3 ps) / 6750 rpm
最大トルク 11 N・m (1.1 kg・m) / 5500 rpm 13 N・m (1.3 kg・m) / 5500 rpm 11 N・m (1.1 kg・m) / 6000 rpm 9.9 N・m (1.0 kg・m) / 6000 rpm
燃費 43.0 km/L ( 60 km/h走行時) 41.0 km/L ( 60 km/h走行時) 39.0 km/L ( 60 km/h走行時) 43.1 km/L ( 60 km/h走行時)
最小回転半径 1.9 m 1.9 m 2.0 m 2.0 m


流石燃費に関しては、やはりホンダに軍配が上がっています。タンクの容量も最高です。

エンジン性能はアドレス110が最高の出力、トルクを誇っています。

グランドアクシスは高出力でのパワーバンドが特徴ですので、チューニングパーツが多いのが
納得できます。

タイヤサイズ 
フロント
3.50-10 51J 90/90-12 44J 110/70-12 47J 100/90-10 56J
タイヤサイズ 
リア
3.50-10 51J 100/80-12 56J 120/70-12 51J 100/90-10 56J
参考タイヤ代(1本) 2000〜3000円 2500〜3500円 2500〜3500円 2200〜3500円


今新車で手に入らないこれらの車種をインプレッションすると、

読んでいる方も気がついたと思いますが、

唯一「110cc」の排気量のバイクが有ります、
そう、アドレス110です。

しかしこの車体は写真でご理解いただけると思いますが、
唯一足元のフットボードが盛り上がっているため、
従来スクーターの足であるべき(用途の事)要素の荷物運搬が不可能になるわけです。

ここはウィークポイントですが、
乗ってみると、この車体が一番フレームの強度が高かったです
高速走行(70〜80キロ)の直進安定性、コーナリングの安定感は素晴らしい物でした。

これに関しては乗りごこちはグランドアクシスもなかなかの物でした。
ここはフットボードを有効化したためにアドレス110ほどの
速度域になると、不安感は有りました。

この二車種は12インチからくる乗り心地は別物でした
アドレス110&グランドアクシスは長距離向きです。

アクシスはフレームの完成感は低い(新型フレームの為歴史が浅い)のですが、
車重が軽いので、小回りが効きます、
しかし、メットインスペースが「小さく」感じます。
グランドアクシスは追加でリアボックスなどで積載性を上げなければいけない事は、
必須だと思います。

アドレスV100は高速安定性は求めるべきでは有りませんが、
小回り、メットインスペース、全てに置いて及第点をあげられると思います

アドレス110はメットインスペースがかなり大きい、
しかし少し重量があるので、
小回りが今ひとつですが、サブフレームがあるため、
高速スピードレンジでのコーナリングは抜群であることを付け加えておきます。





旧車スクーター

  

そして、番外編ですが、
リード90(HF05)と、アクシス90(3VR)について
触れたいと思います。
この二車種は原付二種の世界を変えた車種だと思い、
敬意を表しています。
未だに人気が有る車種です。

車名 リード90 アクシス90
型式 HF05E 3VR
エンジン型式 空冷2サイクル単気筒 2サイクル・クランク室リードバルブ
排気量 89cc 82cc
圧縮比 6.3
エンジンオイル容量 ーー 1.1 L
ガソリンタンク容量 7.2 L 5.5 L

恐るべし、ガソリンタンクの容量、リード90。これはリード100になり、7.5 Lへ改善されています。

最高出力 (8.4 ps) / 6500 rpm (8.5 ps) / 7000 rpm
最大トルク (1.0 kg・m) / 4000 rpm (0.89 kg・m) / 6500 rpm
燃費 41.0 km/L ( 60 km/h走行時) 55 km/L ( 50 km/h走行時)
最小回転半径 1.9 m 1.8 m

タイヤサイズフロント 100/90-10 56J 90/90-10 40J(チューブレス)
タイヤサイズリア 100/90-10 56J 90/90-10 50J(チューブレス)
参考タイヤ代(1本) 2000〜3000円 1800〜3000円


この二車種は思い入れがある方が多いでしょう、しかしながら、もう、
10年超え選手に近づいている為、アクシスは部品が少なくなっているようです。


ここで、注目すべきポイントはアクシス90の最小回転半径です。

恐るべし小回り。これは駐車場のスペースの狭さに悩まされておられる方には朗報でしょう。

しかし、リード90のガソリンタンクの容量と、最大トルク発生の回転数の低さはかなりの数字です。

メットインのスペースは今現在のヤマハ対ホンダと同じく、

リード90に軍配が上がっています、アクシス90はフルフェイス1個がやっとです。
リード90はフルフェイスと半キャップがOKです。

各車種、一長一短ありますが、

オーナー様のステージ、用途を考えられれば、おのずと選択車種が見えてくるのではないのでしょうか?


しかし、あくまで私が述べているのは、
データ上の「理屈」です。

私はオートバイとは、それだけでは測れない、「
なにか」が有ると思います。
最後は、そのバイクと向き合って、
ピンとくれば、
それはあなたの体の一部になることでしょう。

出会いとはそんな物だと思いますし、
「カタナ」というバイクは理屈で測ると、
そんなにすごいバイクでは無いのです。
でも、私はカタナを選択してしまいました、そして、長い付き合いになっています。
これからも付き合っていくと思います、

皆様もインスピレーションの選択をあくまで大事にしていただきたいと思います。


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